今日未明のエキシビションをもって、トリノオリンピックのフィギア全日程が終了。
大会前から一番注目されていた種目だったし、僕自身長年のフォギアスケートファンだったこともあり、エキシビションの各選手の演技を見ながらいろいろ感慨深いものがあった。
ドラマも多かった。ペアアメリカ代表の井上&ボルドウィンペアの苦難と愛情の物語、そして世界初のスロージャンプ3アクセルの成功。おなじくペアでの中国張丹選手の転倒負傷中断からの奇跡の銀メダル。アイスダンスロシア代表のナフカ&コストマロフ組の圧倒的な勝利。男子シングルのプルシェンコの信じられないほどの完璧な演技。そして女子シングルでは日本の荒川が逆転でアジア発のオリンピックチャンピオンに輝いた。
ロシア贔屓の僕としては、本当は女子もスルツカヤに買ってもらって、全種目完全制覇をしてもらいたかった。プレッシャーのせいなのか、体調不良だったのか、フリーのスルツカヤにはいつもの機械のような正確さも溢れるイリナスマイルもなく、どこかうつろな演技に見えた。ソルトレイクでの微妙な判定でサラヒューズに敗れた女王は、今回は言い訳の出来ないミスでまたしても金を逃してしまった。今期、彼女がまだ滑るかどうかはわからないが、大会に出場するのなら是非、表彰台の真ん中でイリナスマイルを見せて欲しい。
それにしてもプルシェンコは凄かった。今まで僕はヤグーディンファンで、アンチプルシェンコだったのだが、今回の彼の演技を見たあとはアンチなどという気持ちは消えうせてしまった。とにかく正確。とにかく早い。美しい。SPやフリーでもスゴいと思ったが、今日のエキシビションでの彼はまさに超人だった。あんなに早いステップを正確に踏めるスケーターは彼以外にはいないだろうし、今後もそうは出てこないだろう。そしてフィナーレで見せた3.5&3&3のトリプルジャンプ。あの場面であんなにすごいことをいとも簡単にやってのけるスケーターは見たことがない。全身が総毛立つような、まさにそんな演技を披露してくれた。
高橋8位。村主は4位。安藤15位。それぞれの悔しさはあるだろうが、今後への闘志にかえて頑張っていくだろう。村主は今期の残り試合で全力を尽くし、いい結果を残すであろうし、高橋や安藤はバンクーバーを目指して闘っていくだろう。
今回のオリンピックフィギア競技は、本当に内容が濃くて楽しい大会だった。選手の皆さん、感動をありがとう。
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